写真はルーフィング施工の様子です。ルーフィングとは屋根下地の防水シートで、高性能のゴムアスファルトルーフィングを使用しています。一般的に屋根にはカラーベストやセメント瓦が使われますが、本物件には昔ながらの陶器製の和瓦が使われています。陶器瓦はセメント瓦に比べて凍結や夏の暑さなど、温度差によって生じるヒビが発生しにくく、独特の色合いや風合いがあり、日本古来の木造住宅に適しているといわれます。
建物の周囲には防水透湿シートを貼って、雨水の浸入を防ぎます。また、防水透湿シートとサイディングの間には胴縁を打って隙間をつくります。これによって、外壁の中の通気性が保たれ、壁内結露を防ぎ、建物の耐久性を高めます。また、壁内の空気層によって防音性や断熱性も高まります。また、サイディングには、表面に非常に薄い水膜を張り、汚れの付着を防ぐ「マイクロガード」加工がなされたものを使用しています。
2階のフローリング材の下に敷き詰めた防音ボード(厚さ9mm)が、1階への音の伝わりをやわらげます。 この防音ボードの上に厚さ24mmのフローリングを敷いて床を仕上げます。 また、1階の床には2面切替え式のガス温水式床暖房が施工されています。
大工さんの作業が終わると、室内のクロス工事に入ります。使用しているクロスとボンドは、シックハウスの原因となるホルムアルデヒド蒸散の心配のないF☆☆☆☆適合商品です。F☆☆☆☆と表示されている建材や内装材,塗料だけが、建築基準法によって使用量が制限されません。F☆☆☆やF☆☆になると条件付きの使用や使用量の制限があり、F☆のものは内装材としての使用は禁止されています。
外構は、敷地を門扉や塀で囲わない、「オープン外構」としました。
簡単な花壇を作り、植栽を設けるのもオープン外構の特徴です。